よいこの情報リテラシー論

情報リテラシー論をわかりやすくうさちゃんが解説するブログです。

13.画像認識の技術と流出問題

🐰「今日は画像認識についてやるよ!」

🐮「楽しみだなあ〜!」

 

 画像の歴史

🐰「画像認識の前に少し画像の歴史について勉強するよ。」

🐮「昔は写真がなかったから絵か文字で情報を伝達していたんだよね。」

🐰「そうそう。そして写真の技術が出てから格段に世の中が変わっていったんだ。」

🐮「今はスマホもあるから気軽に写真が撮って投稿できるようになったよね!」

🐰「現在の人々は年間700億枚以上写真を撮っていて、撮った写真の2割をフェイスブックにあげてるそうだよ。」

🐮「うひゃあ!!すごい枚数だね!!!」

🐰「写真SNSにあげることでインターネットを介して世の中を知ることができるようになったんだよ!」

 

画像認識機能の進化!

🐰「まきばちゃんはPinterestって使ってることある?」

🐮「うん!結構便利だよね!」

🐰「実はPinterestGoogle画像検索などのサービスには画像認識機能があるんだけど、どんどん進化して使いやすくなってるんだ!」

🐮「へえ〜!」

🐰「例えばPinterestだとズームイン検索と言って、写真から検索したい箇所を範囲指定して調べることができるよ!これに似た機能がGoogleにもあるよ」

🐮「それは便利だね!」

🐰「あとPinterestカメラを使うとスマホで撮った写真で画像検索できるよ!Googleレンズだとカメラに移したものを画像から検索してその結果からWebに飛べたりもするんだ!」

🐮「すごい!!」

🐰「画像認識機能は身近なところにも使われてるよ。例えばAmazonフォト検索だと書籍の表紙の写真で探せたり、スマホをかざすだけでものを認識して検索できたりするよ!」

 

最近の若者はInstagramなどのSNSで検索をする!?

🐮「私調べものする時は決まってGoogle検索なんだけど周りはそんな感じなの?」

🐰「もちろんGoogle検索を使ってる人もたくさんいるよ!ただし、物の名前とか検索する時にはGoogle検索がいいんだけど『見た目がいい、おいしい』などの形容詞で調べる時はInstagramで画像検索する方がいいんだ」

🐮「そうなの?Google検索でも『おいしい ケーキ屋』って調べても普通に出るけどな...」

🐰「Google検索は『おいしい』って文字で書かれているものを検索結果に出してるんだ。だから本当においしいものを調べたかったらInstagramの画像検索を使うべきだね」

🐮「なるほど...」

🐰「伝えたいことや調べたいことが形容詞でしか伝えられないものは画像や写真でしか表現できないんだ。だから調べるときもそれを使うてはないね」

🐮「確かに『これはおいしいです!』って文で書かれてる商品より商品の写真とか見せられたほうが美味しさはわかるよね〜」

🐰「それぞれの特性を利用して検索ツールを使うとより自分が求めてる情報が手に入りやすいよ!」

 

  • Yahoo!→わからないことを調べる時(Yahoo!知恵袋とかで他の人に聞いたりできる)
  • Google→わからないことを調べる時(正しい情報を知りたい時など)
  • Twitter→速報などを知りたい時
  • Instagram→画像に関すること(髪型・洋服・ネイル・食べ物・観光地)などを探す時

 

 

🐰「例えばプリンで検索するとGoogle検索するといかにもプリン!って感じの画像が出てくるよ。Pinterestだとホームページでバズった順に出てくるよ。Instagramハッシュタグ検索だと今SNSで話題のものが出てくるよ!」

🐮「検索と言っても出てくる物がだいぶ違うんだね!」 

🐰「そう。Instagramは写真を撮って投稿するから実際に流行ってる物が上位画像になるよ。Pinterestだとネットで流行ってる物が上位画像になるんだ」

🐮「じゃあリアルで流行っているものを調べたい時はInstagram、ネット上で流行ってるものはPinterestで調べるといいのね!」

 

人工知能の画像認識で遊ぼう!

🐰「さてちょっと休憩がてら面白いサービスを2つ紹介するよ!まずは『AutoDraw』!これはお絵かきをGoogle人工知能が補正してくれるサービスなんだ。」

www.autodraw.com

🐮「よ〜しやってみよ!!」

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🐮「おおおお!!!すごい!!!」

🐰「あとは描いている途中から人工知能AIが絵を認識して答えてくれるサービス『QUICK,DRAW! 』も面白いのでおすすめ!」

quickdraw.withgoogle.com

 

Googleの画像検索について 

🐰「実はGoogle画像検索はキーワードではなく『画像そのもの』で探せるよ」

🐮「そんなことができるんだ!」

🐰「Googleのトップページの『画像』から『画像で検索』を押して『画像のURLを貼り付け』『画像のアップロード』で画像から検索できるよ」

🐮「アップした画像に似た検索結果が出るんだね!」

🐰「他にはGoogle拡張機能を使うと物体を認識して透過画像を作成したりできるよ」

🐮「そういえばネットで画像がいっぱい流れているけど画像の著作権って大丈夫なの?」

🐰「限りなくグレーに近い感じかな...ネットで見つかる画像の85%は不正コピーでそれをGoogleが助長してるんだ」

🐮「ええ〜〜〜!!マジか」

🐰「Googleは画像の掲載元のWebサイトを訪れることなく画像をダウンロードできるようになってしまったからね...」

🐮「難しい問題だね...」

 

AIの画像認識でこんなこともできる!?

🐰「今まで画像認識でできることを紹介したけど、今度はもっとすごいものを教えるよ!」

🐮「これよりもすごいにがあるの...!?」

🐰「うん。例えばFacebookには顔認識技術から写真に写っている人物のタグ付けを自動認識でできるようになったんだ!」

🐮「写真に写っている人物が誰なのかわかっちゃうってこと...!?すごいけど...ちょっと怖いな...」

🐰「あとは2次元のプロフィール写真をアップすると3次元に加工することもできる!」

www.youtube.com

🐮「確かにすごい...!!でも悪用とかされそうじゃない...?」

🐰「その可能性はあるね。実際にAIで有名女優のポルノ動画を作成する人がいたんだ。顔だけ自然に変えることができるからあたかもその女優さんがポルノ動画に出演したように見えるんだ。」

🐮「これじゃデマ映像とか作り放題になっちゃうからもう何が正しいかわからないね...」

🐰「そう。だから『その情報は本当にあってるのか』を考えなきゃいけないね」